最近チラホラ耳にするようになった「自己受容」。
でも、本当にそれがなんなのか理解しできている人は少ないように感じます。
ここでは「自己受容」がなんなのか?
それが何の役に立つのか?
自己受容するにはどうすればいいのか?
を説明していきます。
自己受容とは
結論から言ってしまうと、
『自分のことを良い悪い、判断せずに、ありのままの状態をありのまま受け入れること』
たとえば、
・私は背が低いからモテない。
・私はいじめられたことがあるから、人気者にはなれない。
・私は本を読めないから、成功できない。
のような自身への判断や評価をしないで、
・私は背が156㎝だ。
・私は、同級生に攻撃された経験がある。
・私は本を読むのに時間がかかる。
というように、自身のありのままを受け入れることです。
は?簡単じゃん!言い換えるだけでしょ?余裕!!自己受容余裕!!
ちょっと待ってください!!!!
ここで大事なのは「受け入れること」です。
本当に「受け入れること」ができると、一切ネガティブな気持ちが生まれません。
「私は149㎝だ!」と表面的に言っていたり、思っていても
感情のどこかで、違和感を感じている状態は、自己受容ができてるとは言えません。
→注意!エセポジ の記事へリンク
自己受容ができると何が良いのか?
「私は149㎝だ!」とありのままを、判断や評価を一切せずに受け入れられると
ネガティブな気持ちが生まれないので、行動が制限されることがなくなります。
「背が低いからモテない・・・」という思いが少しでもあると
あの子に告白しても、どうせOKでないだろうな・・・
かっこいい服を買ったところで、どうせ・・・
といった制限が生まれてしまいます。
そしてさらに、起こった出来事に対しても
(例えば、こっちをみて笑っている女の子を見たときに)
あ!俺の背が低いからだな・・・
という判断をしてしまいます。
そして「やっぱり俺は背が低いから・・・・」と
より自身に対する判断や評価を強化していきます。
そうやって、自身の行動をどんどん強く強く制限していくのです。
というか、みんなそうやって、自身の行動を制限していっているのです。
この制限した行動を解放することができるのが「自己受容」です。
自己受容すると、行動に対する制限を外すことができるのです。
149㎝でも、モテモテでかっこいい服を着ている未来も選択できるのです。
なぜ囚われが生まれるのか
自分自身の行動を無意識に制限してしまう原因を「囚われ」と呼びます。
囚われが生まれる原因は、過去の出来事による心の傷です。
背が低いことで傷ついた経験があると、
再びチャンレンジして、また傷つけられるのを避けるために
「背が低いから、やめておこう」という思考が生まれます。
そして、そういう思考が生まれると、日常の望まない出来事にたいして
「俺が背が低いから、そうなるんだ」という反応をするようになります。
そうやって思考が強化され、癖になったものが「囚われ」です。
本来自分の心が傷つくのを防ぐために生まれた思考が
強化され、ついには自分の行動を制限する「囚われ」になるのです。
→囚われが強化されて
どうやって自己受容するの
判断や評価をせずに、ありのままの自分を受け入れるためには
なぜ、自分がそのような判断や評価をするようになったかを理解することが必要です。
そして、それは簡単にはいきません。
これまでの話は「背が低いからモテない」と囚われがはっきりしていましたが、
実際に現実で起きる反応は、自身ではなかなか意識することができません。
女性をみると、なんか焦りがうまれるんだよね~とか
好きな人ができると、なんか自分を責めるような嫌な気分になるんだよね~
といった、なんかわからない反応が起きます。
まずは、この反応がなんなのかを探る必要があります。
自分が何を焦っているのか?何を責めているのか?
そうすることで、始めて、
ああ~私は背が低いことを気にしているんだ!
という理解がうまれます。
この理解で、制限が外れてしまう場合もあります。
→信念発見するには リンク
そして、これに気付けたら、
なぜ、そんな囚われが生まれたのか?
これを過去の出来事から探っていきます。
そして、当時の哀しみの奥にある、本当の想いを蘇らせていきます。
「背が低くても非難せずに、応援してほしかった!」
この深い悲しみと、心の奥底にある希望に触れたとき、囚われは解けていきます。
文字にしてしまうと、伝わらないのですが
魂が震える経験になること、間違いなしです。大きな感動を呼び起こします。
「本当は応援して欲しかったんだ。背が低いのを理由に応援してもらうのを諦めたんだ。」
ここに気付く体験は、囚われを外し、人生を大きく変えます。
まずは自己受容
アファーメーションや、未来創造、使命発見など、世の中に数々のプログラムが存在しますがまずは、自己受容をおススメします。
とくにおススメするのは、いろいろチャレンジしているのに、現実が好転していかない方です。
でも、現実は変わっていかない。
その原因は、無意識に存在する囚われです。
どんなに未来を見て努力していても、無意識に
「どうせ頑張ったって無理」という囚われがあると、現実は変化しません。
逆に、頑張ることを妨げるような現実が次々起こっているはずです。
おそらく、時間を惜しまず勉強をしたり、学びを活かして行動してきていると思います。
それだけ、自分自身の未来を大切にできる魂なので、未来のために自分と向き合うこともできます。
おススメしないのは、行動していて、現実が理想通りに動いているかた。
そういう方は、無理に過去の傷や囚われを外す必要はありません。
そのまま突き進んでください。
- 自己受容とは、自分を評価せずありのままを受け入れること。
- ネガティブな反応が一切うまれないのが、受け入れた状態。
- 受け入れると、行動が制限されない。自由に行動できる。
- みんな無意識に囚われがあり、それがネガティブな反応を生む。
- ネガティブな反応は、行動を制限する。
- 囚われは自分と向き合うことで、外すことができる。
- 自己受容をするにはネガティブな評価をする囚われを外す必要がある。