あなたを動かす無意識
なんかうまくいかないな~
なんであの人はあんな態度とるんだろ~
私にはそれは無理~
日常の生活でそう感じることって、いっぱいありますよね。
そう感じてしまうと、心にブレーキがかかって行動するのをストップさせてしまいます。
もしくは、イライラしてしまって、思わぬトラブルを引き寄せてしまったり。
本当は、望んでいないのに、なぜかそうなってしまう。
思い返せば、ずっとそんな課題にぶつかってきたな~・・・・なんて。
その原因は、あなたの無意識に原因があります。
信念と呼ばれたり、潜在意識と呼ばれたりする、この無意識。
自分では気付けないまま、行動を制限してしまったり、思わぬ行動や反応を引き起こします。
あなたのなかのプログラム
もし、あなたのなかにプログラムがあったとしたらどうでしょう。
起こる出来事に、勝手に反応してしまい、怒ったり、哀しんだり、逃げ出してしまったり。
本当は優しくしたいのに、喜んであげたいのに、近づいてあげたいのに・・・
元気をなくしている旦那さんを励まそうとしたのに、ついつい喧嘩になってしまったり。
上司に企画をプレゼンしようと思ったのに、なぜか萎縮してしまう。
望む未来にむかって行動するものの、望む未来とは違った結果がでてしまのはとっても苦しいですよね。
誰もがこんな経験をしたことがあると思います。
起きた現象や、目の前の状況に反応して、自動であなたの行動を制限したり、望まない行動を引き起こしてしまうプログラム。
だれものなかにある、このプログラム。
このプログラムの存在を知らないと、望まない現実をずっと引き起こし続けることになります。
プログラムはどう作用するのか
あなたのなかにあるプログラムは、あなたの目の前にある現実を創っていきます。
このプログラムの現実に対する影響はとても大きいものです。
例えば、あなたのなかに「人は私を認めてくれない」というプログラムがあったとします。
そうすると、あなたは「どうせ認めてくれないから」という行動をとってしまいます。
- 誘われても参加するのを断ったり
- 意志を伝えるのを諦めたり
もしくは「認めさせないといけない」という行動かもしれません。
- 身を削ってまで人の言う事をきいたり
- 攻撃的になってマウントをとろうとしたり
こんな行動をとる人に対して、周りはどう反応するでしょうか?
その人のことが分からないので、距離を置いてしまいます。
そして、そうした周りの反応を見て「やっぱり人は私を認めてくれない」とあなたのプログラムはさらに強化されていきます。
そうしてさらに育ったプログラムは「世の中に繋がりはない」というあなたの世界観となり、あなたの行動をあやつり、その通りの現実を引き起こしていきます。
プログラムはあなたの行動を制限し、さらにプログラムを強化していき、あなたの世界と同化していくのです。
プログラムの存在には、なかなか気付けない
『思考は現実化する』『現実は全てあなたが創っている』という言葉を聴いたことがありますか?
これに違和感を感じる人は多いのではないでしょうか。
その原因は、頭のなかにあるこのプログラムの存在になかなか気付けないからです。
自分が気付くことができる意識では
友達いっぱい欲しい!
と思っていても、自分の気付けないところでプログラムは「人は私を認めてくれない」と作動しています。
そして現実に自分では気付けないこの無意識のプログラムが、とても強力に作用して現実を引き起こしています。
だから気付いている意識と現実のギャップを見て『思考は現実化する』という言葉に違和感を感じます。
でも、気付いていない無意識も踏まえると、バッチリ思考が現実化していることになります。
なので、望まない現実を変えるには、この無意識にあるプログラムになんとかして気付くことがとても重要なことになります。
そんなプログラムに気付く方法
ではそんな無意識にある、プログラムにどうやって気付けばよいのでしょうか。
それは、意外と簡単。
現状の不具合や、理想通りにいかないモヤモヤを感じたときに
- もし、それを私が創っているとしたら、何をしているから?
- もし、それを私が創っているとしたら、何を避けているから?
この問いを自分に投げかけてみてください。
そして、その回答に対して
- なぜ、それを私はそうしてしまうのか?
さらに、質問を投げかけていきます。
そうして、自分の内面に何があるかを探っていきます。
すると「だって、私は○○だから!」というプログラムに気付くことができます。
無意識のプログラムから解き放たれる
無意識のプログラムに気付くことができると、それだけでも行動に変化が現れます。
それまで現実に起こった現象に、当然のこととして反応していたパターンを変えることができるからです。
それまでは、対話している相手が無表情だと「私はどうせ認めてもらえない」というプログラムが反応して、伝えるのをためらっていたかもしれません。
でも、「私はどうせ認めてもらえない」というプログラムを自分で認識していれば、そういう状況になったときに、これはプログラムのせいだと気付くことができます。
そうすると、相手が無表情だからといって私を認めていないわけではない。
相手が無表情なのは真剣に聴いているかもしれないし、もともと無表情な人なのかもしれないという捉え方ができるようになります。
真剣に聴いてくれているならば、もっと詳細まで伝えると喜ばれるし、もともと無表情な人であれば、そもそも気にする必要もなくなってきます。
自身の無意識にあるプログラムに気付くことで、行動の制限が外れていくのです。
まとめ
普段私達は、その側にある現実と、うち側にある意識しか認識していません。
でも、内側には無意識のプログラムが存在しています。
そして、そのプログラムは現実を創りだしていて、その影響はとても大きなものです。
なので、この無意識にあるプログラムに気付くことが現実を変えていく上で、とても重要。
このプログラムに気付くことで、現実を変えていくことができるようになります。
外側の現実を引き起こしている、自分の内側にある無意識のプログラム。
この存在をしっかりと認識しておきましょう。